BMW Groupは、「MINI」シリーズで初の電気自動車(EV)「MINI Electric」を発表した。2019年末までに量産を開始し、2020年3月に出荷を始める計画。すでに、各地のディーラーとMINI UKのウェブサイトで購入予約を受け付けている。
MINI Electricは、初代モデルが1959年に発売されてから60年におよぶMINIの歴史において、初めての完全な電動モデル。「MINI 3-Door Hatch」と同じボディを採用。車重は1365kgあり、「MINI Cooper S 3-Door」のATモデルより145kg重い。ただし、重心は30mm低く、エンジンを搭載しないため前輪間の重量が減り、理想に近い重量配分を実現できたという。
モーターの最大出力は184.0hp(135.0kW)、最大トルクは270Nm(約27.5kgm)。停止状態から時速62マイル(約100km)までの加速にかかる時間は7.3秒。最高速度は時速93マイル(約150km)。
総容量32.6kWhのリチウムイオンバッテリを、フロントシートからリアシートにかけての車体底部に配置した。国際的な燃費試験規則のWLTPサイクルに従った計測で、124マイルから144マイル(約200kmから約232km)の走行が可能。
充電用コネクタは、ガソリン車の給油口と同じ右後輪の上部に設けた。ACおよびDCに対応し、プラグはType 2とCCS Combo 2。50kWのDC急速充電だと、35分でバッテリ容量の80%まで充電できる。
販売価格は、プラグイン自動車向け補助金を適用すると2万4400ポンド(約331万円)から。月額299ポンド(約4万1000円)からのリースプランも用意する。
MINI Electricの紹介ビデオ(出典:MINI UK/YouTube)
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