ソニー、クリエイティブなエンターテインメント企業へ--世界4拠点からプレスカンファレンス - (page 2)

「PlayStation 5は、最も成功したローンチ」

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長兼CEOのジム・ライアン氏は、PlayStation 5は、最も成功したローンチであった」としながら、「プレイステーションのコミュニティは、かつてないほどネットワークでつながり、多様化している。背景や年齢、性別、場所を超えた多様性が、PlayStation5のコミュニティの魅力に貢献している。私たちはコミュニティを構成するさまざまな視点や嗜好を尊重する。これは、私たちのDNAの一部でもある」と語る一方、「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」、「サックボーイ ビッグアドベンチャー」、「コール オブ デューティ」、「Bugsnax」、近日発売予定の「ホライゾン 禁じられた西部」などのタイトル名をあげながら、「大ヒットタイトルから、独創的なインディーズ作品までを用意し、誰もが楽しめるコンテンツをご用意している点も、PlayStation 5の魅力である」とした。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長兼CEOのジム・ライアン氏
ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長兼CEOのジム・ライアン氏
「PlayStation 5」
「PlayStation 5」

 さらに、「2021年は、アドベンチャーゲームをベースにした映画である、トム・ホランド主演の『アンチャーテッド』が公開される。これは、ゲームタイトルが、新しいメディアへ拡大し、多くの観客に楽しんでもらうための一歩になる」と語った。

 最後に登壇したソニーミュージックエンタテインメント グローバルデジタルビジネス USセールス担当社長のデニス・クッカー氏は、コロナ禍においても、ソニーミュージックエンタテインメントが、アーティストの創造の機会を拡大し、ファンにリーチするための新しい方法を常に模索していることを示しながら、アーティストと最新テクノロジーのコラボレーションについて紹介した。

ソニーミュージックエンタテインメント グローバルデジタルビジネス USセールス担当社長のデニス・クッカー氏
ソニーミュージックエンタテインメント グローバルデジタルビジネス USセールス担当社長のデニス・クッカー氏

 ここでは、ソニーグループのクリエイティビティとテクノロジーを結集したブランドキャンペーン「Sony Collaboration Series」に触れた。DDGやノア・サイラス、CNCOなどの若手アーティストとのコラボレーションで、技術やコンテンツを掛け合わせたユニークな体験を、ビデオコンテンツとして提供しているという。

 また、立体音響技術の「360 Reality Audio」では、主要な音楽レーベルやストリーミングサービスと連携して、立体的な音場と映像を組み合わせた、アーティストによるライブパフォーマンスのビデオコンテンツ配信サービスを2021年内に開始予定することを発表。クッカー氏は、配信サービスの開始に先駆けて、360 Reality Audio初のビデオコンテンツとして、Zara Larsson(ザラ・ラーソン)によるパフォーマンスを配信することを公表した。「音楽エンターテインメントがどこに向かっているのかを示すものになる」と位置づけた。

 さらに、リアルタイム3D映像制作技術を活用した没入感のあるコンサートを実施することも発表。エピックレコード所属のシンガーソングライターであるマディソン・ビアーが、ソニーミュージックエンタテインメントと、ベライゾンの協力のもと、ニューヨークのソニーホールのコンサート会場を綿密に再現したバーチャル空間に登場。ビアー自身もリアルなアバターとなって、最新曲メドレーによるコンサートを行う。

バーチャルで再現された「ソニーホール」
バーチャルで再現された「ソニーホール」

 「複数のデジタルプラットフォームにおける新たなライブエンタテインメントとして行うものであり、まもなく、ソニーのPlayStation VRでも楽しむことができる。マディソン・ビアーによる、新しい没入型リアリティコンサートを楽しんでほしい」と述べた。

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