「アイマス シンデレラガールズ」新春ライブで見た“オンラインライブの新たな挑戦”

　CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント関連を取材している佐藤が担当。今回は、1月9～10日に行われた、無観客有料生配信ライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast ＆ LIVE Happy New Yell !!!」の模様をお届けする。

シンデレラガールズ初の新春ライブは、無観客でのオンラインライブとして行われた

　これは、バンダイナムコエンターテインメントがソーシャルゲームを基点として多方面に展開している「アイドルマスター シンデレラガールズ」をテーマに、登場するアイドル（キャラクター）を演じるキャスト陣によるライブイベント。これまでも、シンデレラガールズ単独でのライブイベントは、2014年に初開催したことを皮切りに、さまざまな形で実施。規模も拡大し、過去にはメットライフドームやナゴヤドーム、京セラドーム大阪といったドーム球場での大型ライブも開催したことがある。

　今回は、シンデレラガールズとして初めての新春ライブかつ、オンラインライブとして行われたもの。当初幕張メッセでの有観客かつ有料生配信で開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、無観客での有料生配信ライブとして実施された。

　1日目である9日に出演したのは、朝井彩加さん（早坂美玲役）、梅澤めぐさん（辻野あかり役）、大空直美さん（緒方智絵里役）、立花理香さん（小早川紗枝役）、照井春佳さん（櫻井桃華役）、都丸ちよさん（椎名法子役）、花谷麻妃さん（遊佐こずえ役）、牧野由依さん（佐久間まゆ役）、飯田友子さん（速水奏役）、桜咲千依さん（白坂小梅役）、河瀬茉希さん（桐生つかさ役）、洲崎綾さん（新田美波役）、鈴木みのりさん（藤原肇役）、富田美憂さん（砂塚あきら役）、中澤ミナさん（佐城雪美役）、ルゥティンさん（塩見周子役）、生田輝さん（ナターリア役）、高田憂希さん（依田芳乃役）、深川芹亜さん（喜多日菜子役）、星希成奏さん（夢見りあむ役）、松田颯水さん（星輝子役）。

　2日目である10日に出演したのは、会沢紗弥さん（関裕美役）、藍原ことみさん（一ノ瀬志希役）、天野聡美さん（白菊ほたる役）、高森奈津美さん（前川みく役）、津田美波さん（小日向美穂役）、新田ひよりさん（道明寺歌鈴役）、三宅麻理恵さん（安部菜々役）、嘉山未紗さん（脇山珠美役）、高橋花林さん（森久保乃々役）、田辺留依さん（荒木比奈役）、千菅春香さん（松永涼役）、長島光那さん（上条春菜役）、原田彩楓さん（三船美優役）、渕上舞さん（北条加蓮役）、松井恵理子さん（神谷奈緒役）、村中知さん（大和亜季役）、森下来奈さん（鷹富士茄子役）、金子有希さん（高森藍子役）、武田羅梨沙多胡さん（喜多見柚役）、田澤茉純さん（浜口あやめ役）、杜野まこさん（姫川友紀役）。両日とも21人ずつ、計42人でのステージとなった。

　キャスト陣は着物風の新衣装「ハピネス・エール」で登場し、「私たち、シンデレラガールズです！」の掛け声から、2日間とも共通のオープニングとして、新年のお祝いを感じさせる「Happy New Yeah!」をそろって歌い、以降もさまざまなソロやユニット曲などを披露。両日とも31曲ずつ、3時間を超えるステージが展開された。

「Happy New Yeah!」（1日目）

　今回は配信ライブならではのさまざな取り組みも取り入れられていた。会場に設置したLEDビジョンにエリア別でコメントを表示させるといったものから、端末にある“アソビライト”と呼ばれるバーチャルコンサートライトの色が、会場のLEDビジョンに映し出されたコンサートライトに反映されていくという、離れた場所でもライブに参加できるシステムが導入されていた。

ステージには、コンサートライトを映し出すLEDビジョンが設置されていた

　さらに、AR技術を活用した演出もふんだんに取り入れられており、客席にあたるスペースでコンサートライトが振られていたのをはじめ、雪の結晶が振ったり、電飾などが飾られたり、建造物が建ったりと、さまざまな場面で楽曲の世界観を表現していた。