アットホームは12月2日、同社の不動産情報流通プラットフォーム「ATBB(アットビービー)」に、AIを活用して物件のアピールコメントを自動で生成できる機能を搭載した。
これは、アットホームグループ会社でありデータ解析事業を行うアットホームラボと、マーケティングシステムの企画、開発、運営を行うGFLが共同で研究する「不動産クロージング技術」の第1弾として開発したもの。
不動産会社がATBBに物件情報を入力する際、「かんたんコメント生成」ボタンをクリックすると、AIが自動で6種類のコメントを作成。さらに、「カジュアル」「フォーマル」の2パターンが用意され、全12種類のコメント作成が可能だ。
作成したコメントは、消費者向けポータルサイトである不動産情報サイト「アットホーム」の物件詳細ページに、「おすすめコメント」として掲載できる。
アットホームによると、従来、不動産会社が物件ごとにアピールコメントを手入力しており、アピールコメントの作成や登録に掛かる業務負担は少なくなかったという。
本サービスにより、業務の負担軽減が期待できるとともに、AIが周辺の物件と比較して、特徴に優れている条件・設備を判定してコメントを作成するため、消費者に対し、画一的でない物件の魅力を伝えられるとしている。
アットホーム、アットホームラボ、GFLが共同で取り組む不動産クロージング技術は、AIの活用により、不動産会社が登録した物件画像から特徴を抽出してテキスト化する技術や、アットホームに蓄積しているユーザーの行動履歴を活用し、消費者一人ひとりの深層欲求をきめ細かく把握する技術の開発、およびサービス化などを目指している。
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