Airbnbが新規株式公開(IPO)に向けて提出した文書によると、他のハイテク系ユニコーン企業と異なり、2年間に複数の四半期で利益を計上している。同社が米国時間11月16日に米証券取引委員会(SEC)に提出した250ページに及ぶ申請書で明らかになった。
2020年第3四半期の売上高は前年同期比19%減の13億4000万ドル(約1400億円)、利益は2億1900万ドル(約230億円)だった。2019年第3四半期の売上高は16億5000万ドル(約1720億円)、利益は2億6700万ドル(約280億円)だった。2020年は現時点までに第3四半期のみ利益を計上している。
新型コロナウイルスのパンデミックで旅行の目的地が打撃を受けたほか、人々が自宅待機命令などに従ってきたことが影響したと同社は説明している。
「2020年の9カ月間の当社の業績に大きな悪影響が及んだ」とし、「新型コロナウイルス感染症は引き続き当社の今後の四半期のブッキング、売上高、事業運営に大きな悪影響を及ぼすとみている」と説明した。
Airbnbは、同社のプラットフォームを介した予約が、4月に前年同月比で72%減少したとしている。6~9月にかけて回復を見せ、6月には前年同月比で21%減となった。こうした損失を軽減するため、Airbnbは2020年5月、従業員の25%にあたる1900人を解雇すると発表した。また4月には、借入資金を20億ドル(約2100億円)増額した。
これまでに複数のユニコーン企業がIPOを実施、または予定している。ライドシェアのUberとLyftが2019年に上場したほか、フードデリバリーサービスのDoorDashが先週IPOを申請した。
Airbnbは、NASDAQにティッカーシンボルシンボル「ABNB」で上場する計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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