新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために世界各地で実施されていた外出規制が緩和される中、Airbnbなどの民泊仲介サイトを利用して、夏季休暇のために近場の宿泊施設を予約しようとする人が増えているようだ。
米国時間6月7日付けのBloombergの記事によると、米国では5月17日から6月3日にかけてのAirbnb経由の宿泊予約件数が前年同期を上回り、またドイツ、ポルトガル、韓国、ニュージーランドなどの各国でも国内の宿泊先の予約増加が見られたという。
Airbnbの最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Chesky氏はBloombergに対し、人々が自宅から出たいと思ってるのは「非常に明らか」だが、「必ずしも飛行機に乗りたいとは思っておらず、自国を離れるのはまだ安心できないと感じている」と述べた。
Airbnbは、新型コロナウイルスによるパンデミックで経済的打撃を受けた。何万件もの予約がキャンセルされ、売上高は激減した。5月には、7500人いた従業員の約25%に相当するおよそ1900人を解雇することを決断した。
同社は2020年春に新規株式公開(IPO)を実施する方向で準備を進めていたが、その計画は延期されたと報じられている。Chesky氏はBloombergに対し、年内上場の可能性を排除していないが、「コミットもしていない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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