「iPhone 12 Pro Max」カメラの実力--カメラマンが海岸ハイキングの旅で撮ってみた - (page 2)

James Martin (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年11月19日 07時30分

 iPhoneの「ナイトモード」を使うと、三脚がなくても低照度写真をきれいに撮影できる。それなりの光源になる内蔵フラッシュを使わずに、ディテールが高くノイズの少ない、シャープな画像を残せるのだ。

 筆者たちのヘッドランプと、日没後の夕映えだけでも、iPhone 12 Pro Maxで美しい写真を撮るには十分な光量だった。

figure_10
ナイトモードを使わずに広角レンズで撮影
提供:James Martin/CNET

 日没後に、超広角レンズを使って手持ちで撮影したこの写真でさえ、ある程度は美しいディテールをとどめていることが、海の水や、ゴツゴツとした岸で砕ける波を見ると分かる。ノイズも、かなり抑えられている。

figure_12
ナイトモードを使わずに超広角レンズで撮影
提供:James Martin/CNET

 満潮と干潮の時間の関係で、夜のロスト海岸トレイルを6km以上も歩かねばならないこともあった。日が暮れてからも、トレイルを登って、渡れない海岸線を迂回して進む。ナイトモードで撮影したこの写真は、三脚を使わず、5.1mm広角レンズで、先を行く2人のハイカーを撮影した1枚だ。

figure_13
提供:James Martin/CNET

 ふだんは潮位の関係で通れない、狭くて岩の多い海岸を夜間に6km歩いた途中で休憩しているところ。小さな光源1つだけでも、前景の岩の質感は見事に再現されており、全体的に色も実物に近い。

figure_14
ヘッドランプ1つの光だけで広角レンズで撮影
提供:James Martin/CNET

iPhone 12 Pro Maxでさらに進化した広角

 iPhone 12 Pro Maxの広角レンズは、「iPhone 12 Pro」よりさらに強化されている。メインカメラでは、センサーが47%大きくなってピクセル数も多くなり、絞り値は1.6と明るい。総合すると、低照度での性能は87%もアップしたことになり、これは歴然とした差だ。光を多く取り込めれば、写真のディテールも色の再現性もそれだけ上がる。

figure_15
太平洋が延々と広がる
提供:James Martin/CNET

 色調のレンジの広さは、下の写真を見るとよく分かる。空のまぶしい朝日から、砂浜と波までさまざまな色調があるが、どの範囲も細かなディテールが表れている。

 特に、ハイライトが当たっている砂浜の左側から水際へと進んでいったときの変化に注目してほしい。きめ細かい見事なディテールだ。手前の波と、奥の方の波も、鮮明でリッチなディテールをとどめている。

figure_16
提供:James Martin/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]