Apple、Google、LG Electronicsなど11社が、新たな業界団体「Next G Alliance」に参加した。同団体の目標は、「5Gが進化する道筋と6Gの初期の開発において、北米が世界を主導する役割」を推進することと、「北米の革新性を念頭に置き、6Gの導入、普及、商業化に向けた活発な市場を促進する次世代開発ロードマップ」を策定することだ。新たに参加したのはこのほか、Charter、Cisco、Hewlett Packard Enterprise、Intel、Keysight Technologies、Mavenir、MITRE、VMware。
同団体は通信業界団体Alliance for Telecommunications Industry Solutions(ATIS)が10月に設立したもの。他の加盟企業には、米通信会社のAT&T、Verizon、US Cellular、T-Mobileのほか、Charter Communications、カナダの通信会社Bell CanadaとTELUS、さらにMicrosoft、サムスン、Facebook、Ericsson、Nokia、Qualcommが含まれる。
目につくのは、初期の5Gネットワーク配備に大きく関わった華為技術(ファーウェイ)が参加していない点だ。2019年の複数の報道によると、ファーウェイは既に6Gの独自研究を始めているという。
Next G Allianceのウェブサイトによると、創設メンバー各社は、「上級幹部を代表として送り出し、アライアンスの戦略と方向性を定める責を負う」。創設メンバーは2021年の年会費として2万ドル(約210万円)を拠出する。初回会合を11月中に開催し、「運営グループ」を指名する予定だという。
6Gが市場に登場する時期についてのタイムラインがなく、概要や性能も未定の状況だが、同アライアンスはワーキンググループを2021年前半に立ち上げる予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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