Appleは11月11日、最新のMacに搭載するArmベースの新チップ「M1」を発表した。
同社がM1で目指したのは、「電力効率に絶え間なく注力しながら、業界トップのパフォーマンスと機能を提供すること」だと、ハードウェア技術担当シニアバイスプレジデントのJohny Srouji氏は語った。
新型「MacBook Air」はM1を搭載することにより、最大15時間のウェブ閲覧と18時間の動画再生に対応する。CPU処理速度はIntelベースの前モデルの最大2.8倍、GPU処理速度は最大5倍だという。13インチの新型「MacBook Pro」はCPU処理速度が前モデルの最大3.5倍、GPU処理速度は6倍になるとしている。同社このテスト結果について詳細を明らかにしなかった。
M1は160億個のトランジスタを搭載する。これは「iPhone 12」の「A14 Bionic」チップに搭載された118億個よりはるかに多い。さらに4コアの高速コア、4コアの省電力コアを備えた8コアCPUと、8コアGPU、16コアのニューラルエンジン、最新世代のISPに加え、SoC内にDRAMを統合した「ユニファイドメモリアーキテクチャ」を採用することでメモリ間のスループットを改善した。
同社は6月に開催した年次開発者会議「WWDC」で、自社開発チップ「Appleシリコン」への移行を発表していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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