日鉄興和不動産は10月27日、同社が販売する都市型コンパクトマンションン「リビオレゾン浅草」「リビオレゾン上野入谷ザ・テラス」「リビオレゾン三ノ輪ステーションプレミア」の3物件において、移動式マンションサロン「Smart Class(スマートクラス/略称:スマクラ)」の実証実験を、11月13日より顧客向けに開始すると発表した。
今回の実験は、MONET Technologies(MONET)開発の「マルチタスク車両」を利用した移動式マンションサロンを運行し、移動中に車中でオンラインや動画による接客を行うというもの。
マルチタスク車両は、車内のレイアウトを柔軟に変更できる架装車両で、複数のレールを活用した専用フロア構造により、後席の取り外しや移動、テーブル設置などを、工具を使わずにできる。
実験では、10人乗り(最大乗車予定人数3名)の移動式マンションサロンを、11月13日から12月14日の期間運行する。平日12時30分から21時30分、土日祝8時30分から17時30分に、利用者の指定駅に利用者を迎えに行き、見学したい物件の現地を案内後、再び指定の駅まで送るという流れだ。
指定できる駅は、東京メトロ銀座線の銀座駅から浅草駅、東京メトロ日比谷線の銀座駅から南千住駅までの区間。利用は無料で、どの駅を指定しても1コース70分の案内となる。
車内では、オリジナルのコセプトムービーやVRコンテンツで、リビオレゾンに住む疑似体験ができる「未来の暮らしの体験ツアー」と、オリジナルセミナー動画や、現地案内用のiPadコンテンツを使い、モデルルーム見学を除いた通常接客が体験できる「時短効率ツアー」を用意している。
本実証実験においては、移動時間を効率的に活用してマンションの購買活動につながるか、および、非対面形式での販売活動でもマンション購入という人生における重要な購買体験をより良いものにできるかの2点を検証し、2021年3月上旬に本格導入を予定している。
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