日鉄興和不動産は4月30日、次世代の暮らしを開発・実装する共創型の取り組みとして、「Co-Creation BASE(コ・クリエイションベース)」(以下、コクリバ)を立ち上げたと発表した。
コクリバは、今はまだ存在しない「新しい価値」を生み出し続けるサイクルを構築するための取り組み。広く他業界の企業とともに行う活動だ。IoTやAIなど、先進のテクノロジーやノウハウを有する協力企業とともに、次世代の暮らしのアイデアを具現化。その実証実験の場として、日鉄興和不動産が開発するマンションに実装し、入居者の意見を活用することで、さらに魅力的なものへとアップデートしていく。
日鉄興和不動産によると、マンション開発の現場において、これまで不動産業界以外の企業と共創する取り組みはまだ少ないのが実情で、多様化するライフスタイルに応え、価値観の変化に対応していくためには、業種の垣根を越えてアイデアを募り、新しい価値を創造し、継続的にアップデートを繰り返す仕組みが不可欠であるという。
日鉄興和不動産と協力企業は、コンソーシアム(共同事業体)方式ではなく、プロジェクト単位で協力関係を構築するという関係。日鉄興和不動産のマンションを実証実験の場とし、さまざまなアイデアを具現化して、生活者の声や実感値を定期的に取得することで、実装プロダクトのアップデートや次の製品開発につながるとしている。
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