Twitterは、2020年の米大統領選がこれまでのどの大統領選とも異なるとして、今後起こりうることに対して人々が備えられるようにしたい考えだ。そこで同社は、米国時間10月26日からアプリ内で啓発用のリソースを提供し、誤情報について人々に警告したり、大統領選の勝者が選挙当日の11月3日には判明しない可能性があることを人々に周知させたりするという。
Twitterは26日、公式アカウントに「通常より多くの人が郵便投票し、結果の確定が遅れる可能性があるため、今日からホームタイムラインと検索結果に、これらの重要なトピックについて周知するためのメッセージを掲載する」と投稿した。
#Election2020 is unlike any other in US history. With so many more people voting by mail and potentially delayed results, starting today, we’ll show you prompts in your Home timeline and Search to help you stay informed on these critical topics. pic.twitter.com/OAtbnoa70W
— Twitter Support (@TwitterSupport) October 26, 2020
すでにさまざまなハイテク企業や報道機関、政府関係者らが、今回の選挙はこれまでとは異なっており、過去のプロセスよりも時間がかかる可能性があることを人々に警告しており、Twitterの取り組みはその最新の例にすぎない。今回の選挙がそうなると考えられる大きな理由は、2019年末に見つかって以来、今も収まる気配を見せない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックだ。
COVID-19がさらに広がらないようにするため、米国の多くの州が郵便投票の採用を決めている。郵便投票は数十年前から利用されてきた制度だが、投票所での投票を集計するよりも時間がかかる。Donald Trump大統領が郵便投票をSNSや演説で批判している中で、メディアやハイテク企業は、郵便投票の仕組みについて人々に周知する取り組みを強化している。
Twitterに表示されるメッセージの1つには、「選挙結果の公表には遅れが生じるかもしれない」と書かれている。
TwitterやFacebookは、開票結果が出る前の勝利宣言など、誤った情報が広まるのを防ぐため、選挙当日に向けた準備を以前から進めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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