ビデオ会議サービスのZoomは米国時間10月14日、「OnZoom」を発表した。OnZoomは、コンサートから料理教室やフィットネス教室などのあらゆるオンラインイベントを投稿および検索できるプラットフォームだ。また同社は、Zoomから直接アクセスできる他社製のアプリ群「Zapps」も発表した。職場のコラボレーションを容易にするものだ。
OnZoomは、イベントの主催、検索、参加が可能なマーケットプレイスだ。主催者は「PayPal」を通じてチケットを販売するか、寄付を募ることにより、安全にイベントを収益化できる。またセキュリティ設定を制御し、招待していないゲストによってミーティングを妨害される「ズーム爆弾」を防ぐことも可能だ。各イベントの参加人数は最大1000人(利用プランによって異なる)。電子メールやソーシャルメディアでイベントを共有、宣伝することもできる。
参加者にとっては、OnZoomはFacebookのイベント機能にやや似ており、コンサートや、フィットネス教室などのレッスンといった公開イベントを検索できる。PayPalやクレジットカードによって安全にチケットを購入したり、チケットを贈ったり、イベントのお気に入り登録、共有、評価が可能だ。
OnZoomは現在、パブリックベータ版として米国で提供されており、2021年に世界中で提供される予定だ。
Zappsは、Zoom内での共同作業を容易にすることを目的としている。提供開始時には、「DropBox」「Slack」「Asana」「Box」「Miro」「Woven」「Smartsheet」「ServiceNow」など、35件のアプリがZappsとして提供される。
Zoomの会議からこれらのアプリを直接開き、映像の右のパネルに表示させることができる。また、別のウィンドウで開くことも可能だ。例えばDropBoxのZappでは、Zoomを離れることなく共同でアジェンダを作成したり、ファイルを共有したりできる。
最初のZappsは2020年内に、無料および有料のユーザー向けに提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス