UPDATE米下院司法委員会の反トラスト小委員会は米国時間10月6日、Facebook、Amazon、Google、Appleに対して続けていた各社の商慣習などに関する調査の結果をまとめた報告書を公開した。450ページに及ぶこの報告書の中で、同小委員会は4社が各々の「支配力を濫用」しているとして批判している。16カ月にわたったこの調査では、7月に数時間に及ぶ公聴会も開かれ、FacebookのMark Zuckerberg氏、AmazonのJeff Bezos氏、AppleのTim Cook氏、AlphabetのSundar Pichai氏が証人として出席した。
この報告書では、よくGAFAとも称されるハイテク大手4社の商慣行について、かつての「石油王や鉄道王の時代」に見られた市場の独占行為になぞらえて説明している。
そして、「これらの企業は明らかなメリットを社会にもたらしたが、Amazon、Apple、Facebook、Googleの優位性には代償が伴ってきた」「これらの企業は一般的に、マーケットプレイスを運営しつつその中で競争している。その立場から、他社には一連の規則を課しながら、自らは別の規則に基づいて行動することができる」と記している。
小委員会によると、例えばFacebookは、競争上の脅威を探し出してそれらを買収するか、模倣するか、「潰す」などの「反競争的なビジネス慣行」によって、支配力を維持したという。
AppleとGoogleはコメントの依頼にすぐには応じなかった。Amazonは報告書の内容に反論し、小委員会の意見は「誤っている」とした。Facebookは同社が「アメリカン・サクセスストーリー」であり、競争には参加していると述べた。
【追記:10月7日午前9時50分】AmazonとFacebookのコメントを追記しました。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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