13日は「Back to the TOKIMEKI」と題し、ニジガクのこれまでを振り返るような内容となっていた。また1日目では歌が連続して進行する形だったが、この日は合間合間にトークの時間も設けられ、さまざまなエピソードが語られていった。
この日の1曲目は、10人そろっての「TOKIMEKI Runners(スクスタストーリー17章挿入歌Ver.)」。小泉さんは1日目と同じ衣装で、残る9人は1stライブで着ていた衣装でスタート。挨拶とコールアンドレスポンスを経て、ソロのトップバッターは小泉さん「決意の光」。1日目よりも磨きがかかったと思えるようなパフォーマンスで、SNSでのコメントも盛り上がっていた。
幕間のアニメーションを経て、各メンバーのソロ1曲目を歌う流れとなり、村上さんが「めっちゃGoing!!」、前田さんが「あなたの理想のヒロイン」、楠木さんが「CHASE!」、久保田さんが「Starlight」、鬼頭さんが「眠れる森に行きたいな」、相良さんが「ダイアモンド」、指出さんが「Evergreen」、田中さんが「ドキピポ☆エモーション」、大西さんが「夢への一歩」と披露。3人ずつで区切ってトークも行われるなか、SNSで書かれたコメントをひろって反応したり、成長したパフォーマンスについてや、リアルキズナエピソードを思えるようなキャスト陣の絆を感じさせるものまで、さまざまな話題が飛び出していた。
さらにグループ内ユニットのステージも実施。2日目ではユニットごとのトークタイムも設けられ、DiverDivaは「SUPER NOVA」と「Love Triangle」を歌った後、楽曲の印象や練習について振り返っていた。続いてのQU4RTZは「Sing & Smile!!」と「Beautiful Moonlight」を歌った後、4人が並ぶとピンクのグラデーションになるという、ドレス風の衣装についてアピール。そしてA・ZU・NAは「Dream Land!Dream World!」と「Cheer for you!!」を歌った後、衣装のポシェットや、パフォーマンス中に手にしていたハンカチには、それぞれ「A」「ZU」「NA」の文字があしらわれていることなどを説明していた。
幕間のアニメーションが明けたあとに披露されたのは、1日目には歌われなかった「Love U my friends」。10人で歌うのは初めてのことで、小泉さんもおそろいの衣装で登場。その姿に、キャスト陣もSNSのコメントも盛り上がっていた。そして「Just Believe!!!」を披露したのち、アンコール後にはライブTシャツ姿での「TOKIMEKI Runners(スクスタストーリー17章挿入歌Ver.)」を改めて披露した。
そしてキャスト陣から2日間を通しての感想として、総じて楽しかったと口をそろえつつも、無観客であることの不安や寂しさを話すキャストも少なくなく、ファンである“あなた”の声援が力になっていたことをより実感したこと、またみんなと会ってライブがしたいという思いが強くなったことなどが語られた。最後に大西さんは、頼もしさを感じさせるぐらいに明るい表情で、コメントでの声援に感謝しつつ「次のライブでは絶対にみなさんとお会いしたいです。あなたに会いたいです!」と、ライブでの再会とさらなる飛躍を誓っていた。
筆者も配信映像を見る形での取材となっていたが、ARを活用した映像演出などオンラインライブならではというこだわりも感じられるものとなっており、それ以上に、こういう状況だからこそよりよいパフォーマンスを見せるという熱意が、画面越しにも伝わるようなステージとなっていた。その意味では、新しい可能性を提示するライブにはなっていたように感じられた。また筆者も、普段のライブではありえないであろうSNSの追いきれないぐらいのコメントを見つつ、会場であれば歓声や拍手で表される視聴者の気持ちが、言葉として詳しく見えるというのも新鮮なものだった。
オンラインライブや10人そろってのステージ、小泉さんの初パフォーマンスといったことに限らず、メンバーのソロ3曲目というキズナエピソードを通じて一歩成長したと姿を感じさせる楽曲、ユニットのカラーにあわせて見せるメンバー新たな一面、ソロ1曲目でもキャスト陣の成長したパフォーマンスで見せる新たな一面など、いろいろな“新しい”が詰め込まれた内容と思えるもので、その意味では、新しい可能性を切り開くステージになったものと感じられた次第だ。
今後の展開についても発表。かねてからTVアニメの制作を告知していたが、本稿の掲載日でもある10月3日から放送を開始すると発表。TVアニメで“あなた”にあたる高咲 侑について、矢野妃菜喜さんが声を担当する。そして2ndライブのBlu-ray発売とともに、3rdライブを2021年に開催することも発表した。
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