神戸市は9月24日、広報に関する専門的なスキルや知識を持つ副業人材を40名公募すると発表した。クラウドワークスが提供する副業マッチングサービス「クラウドリンクス」を通じて募集する。募集期間は9月24日から。締め切りについては募集業務によって異なる。
同市はこれまでも、「チーフイノベーションオフィサー」「クリエイティブディレクター」など、専門的なスキルや知識を持つ民間人材(ジョブ型雇用)を積極的に登用してきた。今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークが普及し、働き方の多様化が進む中、新たな取り組みとして、民間企業の社員やフリーランスとして働いている副業人材に「HPのモニタリング」「動画の企画」などの広報業務をオンラインで委託することにしたという。
委託業務の特徴は、原則として登庁をともなわないオンラインでの業務であり、東京などに居住していても、時間・場所にとらわれることなく神戸市の業務に携われる点。広報に関する専門的なスキル・知識・経験をもち、副業として、神戸市の広報業務に携わりたい人を募集する。
募集する業務は、神戸市公式ホームページ掲載内容のモニタリングや修正提案業務、神戸市公式Instagramの掲載記事制作業務、神戸市公式LINEの掲載記事制作業務、神戸市広報紙の連載記事制作業務、神戸市施策PR動画の構成等企画業務など。報酬はたとえば、Instagram記事制作は1投稿あたり6000円、PR動画の構成等企画業務は9本の動画(1本あたり10分程度を想定)で月額10万円となる。
神戸市では、(1)東京一極集中の是正手法を提案することで、有能な人材の神戸市の業務への参画、(2)東京などからのUターン・Iターンを考えている人にオンライン就業の機会を提供、(3)神戸市職員の働き方改革・業務の高度化、(4)時代のニーズに合った効果的な市民サービスの創出、の4点について期待しているという。
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