グラフィックスプロセッサーを開発するNVIDIAが、ソフトバンクグループからチップメーカーArmを買収することで合意に近づいており、早ければ今週にも発表されるという。Bloombergが米国時間9月12日、匿名情報筋の話として報じた。Bloombergによると、Armの企業価値は約400億ドル(約4兆2500億円)と評価され、現金と株式で取引される。チップ業界で過去最大規模の買収となる可能性があるとされている。
NVIDIAはこの報道に関するコメントを控えた。ソフトバンクもコメントしていない。Armもコメントの要請に応じていない。
買収交渉は依然として頓挫する可能性があるとBloombergは報じている。
Bloombergは7月、NVIDIAとソフトバンクの交渉が進んでおり、買収を検討しているのはNVIDIAのみだと報じた。The Wall Street Journal(WSJ)も、ソフトバンクがArmの売却を検討していると報じていた。WSJも12日、NVIDIAとソフトバンクの交渉が合意間近だとしている。
6月にはAppleが、「Mac」にArmのチップを採用し、大幅に刷新すると発表した。Macは14年間、Intelのプロセッサーを搭載してきた。Armはプロセッサーのアーキテクチャーを設計し、Appleのような企業にライセンスを供与している。
ソフトバンクは4年前に、英国を拠点とするArmを約320億ドル(約3兆3000億円)で買収した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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