AppleとEpic Gamesの争いが激化している。Appleは、「Appleでサインイン」によるEpic Gamesアカウントへのサインインを、9月11日から無効にする。Epic Gamesが公式Twitterアカウントで明らかにした。
Apple will no longer allow users to sign into Epic Games accounts using “Sign In with Apple” as soon as September 11, 2020. If you used “Sign In with Apple”, please make sure your email and password are up to date. https://t.co/4XZX5g0eaf
— Epic Games Store (@EpicGames) September 9, 2020
「Appleでサインイン」は、Appleが提供する認証手段だ。GoogleやFacebookが提供する類似の手段に対抗して開発されたものだが、さらなるプライバシー管理が追加されている。現在「iPhone」「iPad」「Mac」で、「Appleでサインイン」を利用してEpic Gamesアカウントにサインインしているユーザーは、Epic Gamesアカウントのメールアドレスとパスワードを至急更新する必要がある。
両社の争いは、Epic Gamesが8月、AppleとGoogleがそれぞれのアプリストアを介した決済に対して徴収する30%の手数料を回避しようとしたことに端を発している。これに対してAppleとGoogleは、Epic Gamesの人気ゲーム「フォートナイト」をそれぞれのアプリストアから削除し、Epic Gamesは両社を提訴した。同社がこの訴訟で求めているのは損害賠償ではなく、独占的だとする2社の慣行を裁判所に禁止させることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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