バッテリー持続時間には注目している。120Hzのスクリーンが搭載されていることを考えると、なおさらだ。Z Fold2はデュアルバッテリーシステムを備えており、2つの別々のバッテリーセル(2155mAhと2345mAh)で計4500mAhのバッテリー容量を提供する。
これは、Galaxy Note20 Ultra(6.9インチスクリーン)と同じバッテリー容量で、この機種のバッテリー持続時間は日常的な使用ではそこそこであり、特に優れているとは思えない。分けられたバッテリーセルは本質的に1つの大きなバッテリーよりも効率が悪いため、Z Fold2のような高リフレッシュレートの大型スクリーンを搭載するデバイスで、持続時間がどうなるのか、興味深い。参考までに、Z Fold2よりも小さいGalaxy Note20 Ultraのバッテリーは確かに丸1日持続したが、特に長いという印象は受けなかった。
7.6インチディスプレイに加えてフルサイズの6.2インチスクリーンも備えるスマートフォンにGalaxy Note20 Ultraと同じバッテリー容量を搭載すれば、効率が下がる可能性がある。Galaxy Note20 Ultraと同様、Z Fold2も適応型リフレッシュレートをサポートするスクリーンを備えている。つまり、スムーズなスクロールを実現するためには120Hzが使用されるが、ユーザーが静的な画像を閲覧しているときなどは、リフレッシュレートが60Hzに下がる。120Hzだと60Hzよりも速くバッテリーを消費することが分かっているが、こうした適応型の設定によって、バッテリーの消費を抑えられるはずである。問題は、どれだけ消費を抑えられるのかということだ。
Z Fold2では、特定のアプリ(「Gmail」や「Google Chrome」「Microsoft Outlook」、サムスンの純正アプリなど)の間でドラッグ&ドロップを実行できるようになった。
また、外側と内側のスクリーンで異なる画面レイアウトを選ぶこともできる。初代Galaxy Foldと同じように、外側のスクリーンで開いたアプリを内側のディスプレイで使用することも可能だ。
国やキャリアによって異なるが、Z Fold2の本体カラーはミスティックブロンズとミスティックブラックの2種類で、ヒンジの色をミスティックブロンズ、メタリックシルバー、メタリックゴールド、メタリックレッド、メタリックブルーから選択できる。サムスンがヒンジの色をカスタマイズできるようにするのは、今回が初めてではない。
初代Galaxy Foldは、マーシャングリーンとアストロブルーの本体カラーも用意されていたが、スクリーンの欠陥を受けて製造が縮小され、これらの派手なカラーバリエーションは廃止された。筆者は当初、マーシャングリーンのモデルにゴールドのヒンジを選んでいた。今回は、それらのカスタムカラーが輝くことを期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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