ビットキーは8月27日、IoT宅配ボックスをパナソニックと共同開発し、ソフトバンクが事業化を目指す、IoT宅配ボックスサービスの実証実験に供給すると発表した。
ビットキーによると、物流業界ではEC拡大により宅配便の取扱個数が増加し、高い再配達率が深刻な課題となっている。また、新型コロナウイルスの影響により、非対面での「置き配」が普及する中、盗難被害などの問題から、防犯性に優れた宅配ボックスの需要が高まっているという。
今回、ソフトバンクが取り組む実証実験では、ソフトバンクが自社の社員を対象に、簡易設置型IoT宅配ボックス、および専用アプリを提供し、システムの実用性やユーザーの利便性を検証する。専用アプリでは、宅配ボックスの解錠や、荷物の配達日時、状況の確認が可能だ。
実証実験で使用されるIoT宅配ボックスは、ビットキーが開発し、特許を取得したデジタルキープラットフォーム「bitkey platform」を活用したもの。高セキュリティなデジタル認証と、高い耐久性を備え、宅配ボックスの開閉における安全性を実現。電動工具を使用せずに、ユーザー自身で簡単に設置し、固定ができるので、盗難や強風などによる転倒を防ぐとしている。
将来的には、ソフトバンクのサービスとして、初期費用不要のサブスクリプションモデルにて、ユーザーに展開することを目指す。
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