岩谷産業と門崎は8月21日、地域創生を目指した生産者応援のための共同プロジェクトを8月28日より開始すると発表した。
本プロジェクトは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、国産和牛の販売量・価格の低迷など経済的な影響を受けている生産者を応援したい岩谷産業“未来創造室”と高級焼肉店、格之進を運営する門崎がタッグを組み発足した。
未来創造室は、「アイデア×ヒト×技術」をもとに異業種・異分野の企業との協業による新事業・新商品・新サービスを手がける。35歳未満の若手で構成され、今回が公には初のプロジェクトになるという。
共同プロジェクトの第一弾は、国産黒毛和牛一頭買いプロジェクトだ。生産者から黒毛和牛を一頭丸ごと買い付けた牛肉と、岩谷産業の「カセットガススモークレス焼肉グリル“やきまる”」をセットにした、「塊食べ比べセット」など4種類の商品(1万5600円、送料込み、消費税別)を販売する。
8月28日より500食限定で、岩谷産業と格之進の専用ウェブサイトにて販売する。格之進のノウハウを生かしてフードロスが出ないように考慮。霜降り塊肉、赤身塊肉、白格ハンバーグ2個など4つのセットを用意する。具体的にどの部位が何セットとは牛によって牛に歩留まりが異なるため、現状ではいえないという。
購入者特典として、インターネット上のテレビ会議システムを使って開催する「格之進オンライン肉会~“やきまる”バージョン~」に参加できる。格之進の焼肉職人が生産者の実情や部位を説明しながら美味しい肉の焼き方を実演し、指南する体験型イベント。すでに“やきまる”を所有している場合は、肉のセットのみを購入することも可能だ。
やきまるは、煙をできる限り気にせず楽めるよう開発された焼肉専用グリル。特許取得の独自構造で、プレート焼き面の温度を210度~250度にコントロールするとともに、肉から発生した脂を水受皿でキャッチするプレート形状により、煙発生の要因と言われる肉の脂の高温化を抑制する。
門崎 代表取締役の千葉祐士氏は、「やきまるは蓄熱のしくみが絶妙。煙は油が揮発したもので、250度を超えると発生する。おいしく焼くことを突き詰めるよりもとにかく煙がでないように突き詰めたガジェット。家庭の中でこれだけ焼けたらよし」と絶賛する。2016年の発売から約80万台を販売するヒット商品だ。
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