日鉄興和不動産は8月6日、分譲マンションに手をかざしてエレベータを操作できる「非接触ボタン」の機能を搭載すると発表した。新たな生活様式や居住者のニーズに対応する。
非接触ボタンを搭載するのは、横浜市中区の「(仮称)神奈川県横浜市中区翁町二丁目共同住宅新築工事」。1LDKが中心の単身者向けマンションで、8月下旬に着工、2021年11月下旬の竣工を予定している。
非接触ボタンは、フジテックが4月に発売を開始した標準型マシンルームレス・エレベータ「エクシオール」に導入されているもの。赤外線ビーム式のセンサーを用いた非接触ボタンにより、手をかざすと、エレベータの呼び登録(エレベータホールでエレベータを呼ぶこと)や行き先階登録(かご内で行き先フロアを指定すること)が可能。センサーは手をかざすことで赤外線ビームの反射を検知し、反応する仕組みで、ボタンに触らずエレベータを操作できる。今までのエレベータの操作性をそのままに、タッチレスに対応した。
エクシオールは、かご内の混雑状況を乗り場インジゲーターに混雑度を5段階で表示するほか、エレベータ専用クーラー、シャープのプラズマクラスターイオン発生装置なども装備している。
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