Googleは米国時間7月28日、米国から北大西洋を横断して英国とスペインにつながる海底ケーブルを敷設する計画を発表した。コンピューター科学者にちなんで「Grace Hopper」と命名されたこのケーブルは、Googleにとって4番目の海底ケーブルとなる。
Googleのグローバルネットワーク担当バイスプレジデント、Bikash Koley氏は発表の中で、「国際インターネットトラフィックの98%は、海底ケーブルによって世界中に伝送されている。海洋を縦横にめぐるケーブルで結ばれた長大な海底ネットワークにより、世界中の情報を瞬時に共有、検索、送受信できる」と述べた。
Googleは他に3つの海底ケーブルを保有している。米国と南米を結ぶ「Curie」、米国とフランスを結ぶ「Dunant」、欧州とアフリカを結ぶ「Equiano」だ。同社は他にも多くの海底ケーブルを共同で運用しており、Facebookと計画している「Pacific Light Cable Network(PLCN)」(ロサンゼルス~香港)もその1つ。2019年には、米政府が国家安全保障上の懸念からPLCNの計画阻止に動いていると報じられた。
GoogleはGrace Hopperケーブルについて、2022年に開通を予定しており、SubComが敷設を担うと述べた。SubComは、DunantおよびCurieケーブルの敷設も請け負った企業だ。Grace Hopperは、スペインのマドリードで同社クラウドの新たなリージョン(地域ごとのデータセンター拠点)の開設を目指すGoogleの計画を後押しすることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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