パナソニックは7月16日、自宅いるペットを見守れるHDペットカメラ「KX-HDN215」を発表した。いたずらされても倒れにくい「転倒防止構造」を備える。発売は8月20日。想定税別価格は2万5000円前後になる。
KX-HDN215は、ホームネットワークシステム「スマ@ホーム システム」として、2018年に登場した「KX-HDN205」の次世代モデル。動画機能を向上したほか、全体にマットなブラックを採用し、ペットが気にしすぎないデザインにしたという。
200万画素のCMOSを搭載し、フルHDでの動画撮影が可能。microSDカードに保存され、スマートフォンに専用アプリ「ホームネットワークW」をインストールすれば、アプリを使用してカメラを無線LANに接続し、留守中のペットの様子を外出先のスマホから視聴できる。
外出先からカメラを上下左右に動かして左右約360度、上下約90度の広範囲を見渡せるほか、動作センサーと赤外線センサーにより、ペットの動きに合わせた自動追尾にも対応。室内が暗くなると自動的に内蔵の赤外線LEDが点灯し、白黒映像でペットの様子が見られる「ナイトモード」も備える。
専用アプリを使って、登録した範囲内にペットが一定時間立ち寄った映像を確認できる「行動ログ」と、撮りためた一週間分の動画を35秒にまとめた「一週間ダイジェスト」の2つの動画機能を搭載。水飲み場に設定して、水を飲む様子を確認するなど、体調管理にも役立つ。
サイズは高さ133mm×幅98mm×奥行き98mmで、重量約450g。底面に特殊な吸盤を装着し、ペットにいたずらされても倒れにくい転倒防止構造を採用。横方向から押されてもカメラ本体が通気口をふさいで密閉し、設置面に吸着する構造になっているため、倒れにくいが、垂直に持ち上げると通気口が開いて密閉が解除されるため、簡単に動かせるとしている。
温度センサー、音センサーを搭載し、カメラ周辺の温度が設定範囲を超えたり、カメラのマイクが音を検知したりした時にはスマホに通知できるなど、見守り機能も装備。パナソニックのBDレコーダー「おうちクラウドディーガ」に留守中のペットの動画を転送し、保存することも可能だ。
パナソニック アプライアンス社コンシューマーマーケティング ジャパン本部商品センターの近藤譲氏は「ペットオーナーの意識調査を実施したところ、新型コロナ感染拡大防止を受け実施された外出自粛期間中、ペットと過ごす時間が増えたという人は58%と半数以上にのぼった。普段の生活に戻り、半数以上の方がペットと離れることに寂しさ、不安を感じている。また、20~40代では5割以上の方が週1回以上ペットの写真や動画を撮っているという結果も出ており、こうしたニーズを満たすため、HDペットカメラを新商品として発売することで、飼い主の方に喜んでもらえるのではと考えている」と開発の背景を話した。
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