セガトイズは7月8日、手のひらサイズのゲーム機「アストロシティミニ」を、12月に発売すると発表した。1990年代にゲームセンターに登場したアーケード筐体「アストロシティ」を、6分の1のサイズで忠実に再現したもの。セガグループ設立60周年プロジェクトのひとつとしてリリースされるもので、セガトイズが発売し、セガから販売する。価格は1万2800円(税別)。
アストロシティは、これまで板金加工のみで設計されていた筐体と一線を引く、初の樹脂製筐体として1993年に登場。軽量化されたことにより、全国の多くのゲームセンターに支持され、およそ5万台が導入されたという。当時世界初となる3D格闘ゲーム「バーチャファイター」は同機に搭載され、ゲームセンターにムーブメントを巻き起こした。
アストロシティミニでは、アストロシティ同様に、本体を樹脂で再現。本体サイズは幅130mm×高さ170mm×奥行170mmと手のひらサイズに。リアルなアーケードマシンを彷彿とさせるイルミネーションが点灯する。操作ボタンは、小さいながらもアストロシティの実機と同じ素材を使用。ジョイスティックも基本設計を忠実に再現しているという。
収録するゲームは36タイトル。バーチャファイターをはじめ、セガのアーケードゲーム名作や佳作、また幻の作品などのタイトルを数多く収録しているという。本体に付属のHDMIケーブルで、テレビなどのモニターへ接続することで、大きな画面で楽しむことも可能。同時発売するコントロールパッド(別売)を使用することで、最大2人プレイも楽しめるようになっている。コントロールパッドの価格は2780円(税別)。
発表にあわせて公式サイトやPVを公開。また収録タイトルのうち10タイトルも公表している。バーチャファイターのほか「ファンタジーゾーン」「ゴールデンアックス」「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」「エイリアンストーム」「エイリアンシンドローム」「コラムスII」「タントアール」「ダークエッジ」「獣王記」が収録されるという。
(C)SEGA (C)SEGATOYS
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