Googleは米国時間6月25日、一部のコンテンツについてパブリッシャーに使用料を支払うライセンスプログラムを開始すると発表した。2020年内に提供開始するニュース機能に「質の高いコンテンツ」を提供するパブリッシャーが対象となる。
「新型コロナウイルスのパンデミックの渦中にあり、人種差別をめぐる懸念が世界中で高まる中で、人々は信頼できる情報を求めており、活気あふれるニュース業界が今、おそらくかつてないほど重要になっている」と、Googleの製品管理担当バイスプレジデントを務めるBrad Bender氏は発表の中で述べた。
同社によると、このライセンスプログラムでは、パブリッシャーのサイトに掲載された一部のペイウォール記事(有料会員限定記事)への無料アクセスに対しても、使用料を支払う。そうした記事を読者に見せることにより、パブリッシャーはオーディエンスを拡大する機会を得るという。
このプログラムは「Googleニュース」と「Google Discover」でドイツ、オーストラリア、ブラジルのパブリッシャーを対象に開始し、近い将来さらに多くの国に拡大する予定だと、Googleは述べた。
Googleは過去にも、読者がニュースコンテンツを見つけやすくすることを目的にパブリッシャーと提携したことがある。2019年には、パーソナライズされた音声ニュースフィードを「Googleアシスタント」に追加するために、パブリッシャーと提携した。2018年には「Googleニュースイニシアティブ」を立ち上げ、ニュースパブリッシャーを支援するとして3億ドル(約320億円)を投じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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