立ち乗り式2輪車「Segway(セグウェイ)」が7月に生産終了となることが明らかになった。これまでショッピングモールの警備などに利用されていた。
Gizmodoが米国時間6月23日にこの件をいち早く報じ、この斬新な乗り物が販売面で成功しなかったと伝えた。セグウェイを開発したDean Kamen氏は2015年、中国のNinebotにセグウェイ社を売却。Ninebotの2019年売上高のうち、初代セグウェイの売上高はわずか1.5%だった。
セグウェイ社はこの件に関するコメントの依頼にすぐには応じなかった。
セグウェイは2001年に登場した際、モビリティを変革するものと期待されたが、5000ドルという価格が販売の足かせとなった。それでも、セグウェイは極めて機動性に優れた自立型マシンであり、わずかな動きだけで操縦が可能だ。
われわれがよく知るセグウェイは7月15日で生産終了となるが、Ninebotは今後も移動用マシンを開発する計画だ。実際、同社は車輪に卵を乗せたような形状の新たな「Segway S-Pod」を1月に発表している。これは操作レバーを備えているため、初代セグウェイのようにユーザーが体を傾ける必要はない。
とはいえ、初代セグウェイには敬意を表したい。ただ時代を少し先取りしすぎただけなのだから。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」