白人至上主義団体が極左を名乗り暴力扇動--Twitterがアカウントを停止

SEAN KEANE (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年06月03日 10時09分

 Twitterは米国時間6月2日、極左「アンティファ」を名乗って、全米の抗議活動に対して暴力をあおっていた偽アカウントを停止したことを米CNETに対して明らかにした。このアカウントは、実際には白人至上主義団体Identity Evropaに関係していた。このアカウントが暴力を扇動するツイートを投稿したことを受けて、Twitterはこれを停止したという。

Twitterのロゴ
提供:Angela Lang/CNET

 「このアカウントは、当プラットフォームの操作とスパムに関するポリシーに違反した。具体的には、偽アカウントを作成したことだ」と、Twitterの広報担当者は電子メールで述べた。これについては、NBCが先に報じていた

 アンティファ(アンチファシストの短縮形)とは、集会などのイベントで白人至上主義者やネオナチと対立する立場にある、極左勢力の総称だ。Donald Trump米大統領は1日、抗議活動における暴力を批判する際に、アンティファに言及した。5月31日には、アンティファをテロ組織に指定するとツイートしている。しかし、法律の専門家らによると、アンティファは実際の組織ではない

 5月25日に46歳の黒人男性であるGeorge Floydさんがミネアポリスで死亡した事件を受けて、全米に抗議活動が広がっている。Facebookに投稿された動画やその他の録画映像および検察によると、手錠をかけられて地面に横たわったFloydさんの首を警察官が9分近く押さえつけた。Floydさんはその間、何度も「息ができない」と訴えていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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