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新型コロナで訪問不可に、どうする?--一長一短、テレワーク時代の広報活動 - (page 4)

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2回目はややスキルアップ

 翌週の発表はプラネックスコミュニケーションズの監視・見守りカメラ「スマカメ2 180」という製品。特徴はWQHD(2560×1440)の超高解像度と左右180度の超広角映像。

広角、高解像度がウリの「スマカメ2 180」
広角、高解像度がウリの「スマカメ2 180」

 Zoomの製品デモでは共有を使用してオフィス兼住居の玄関に設置した3台のカメラを写真で紹介。スマホのスクリーンショットで旧製品の画角85度、130度と新製品の画角180度の違いを見せ、各カメラで録画した動画を再生し、HD 1280×720、フルHD 1920×1080、WQHD 2560×1440の解像度の差を紹介した。

共有を使用して玄関に設置した3台のカメラを紹介。右上が新製品
共有を使用して玄関に設置した3台のカメラを紹介。右上が新製品
5年前の製品の画角は85度
5年前の製品の画角は85度
1年前の製品の画角は130度
1年前の製品の画角は130度
新製品の画角は180度
新製品の画角は180度
動画を再生し共有。5年前の製品はHD 1280×720
動画を再生し共有。5年前の製品はHD 1280×720
1年前の製品はフルHD 1920×1080
1年前の製品はフルHD 1920×1080
新製品はWQHD 2560×1440
新製品はWQHD 2560×1440

 前週から土日を含めて中5日なので大きな変化はないが、スマホのリアル画面を共有する方法を覚えたのでさっそく実戦投入。筆者宅には玄関を含め6台のカメラを設置しているので、駐車場のバイクを映しているカメラや天井に設置した360度カメラに切り替えた映像をスマホに表示して、実際の使用イメージを紹介した。スマホ画面の共有に編集の方からは「おぉ、レベルアップしましたね」「それ、どうやってやるの?」などと反応があった。

スマホのリアル画面を共有し、駐車場に設置したカメラのリアル映像を見せた
スマホのリアル画面を共有し、駐車場に設置したカメラのリアル映像を見せた
ただし、スマホの共有は切り替えた瞬間から操作やアプリの配置までずっと相手に見えてしまう
ただし、スマホの共有は切り替えた瞬間から操作やアプリの配置までずっと相手に見えてしまう
カメラを切り替える操作もすべて相手の画面に表示される
カメラを切り替える操作もすべて相手の画面に表示される

 この製品も説明動画をYouTubeで限定公開した。前週に指摘されたカメラ位置が低い理由は、机に設置したタブレットで撮影したから。お借りしウェブカメラをミニ三脚を利用して目線の高さに設置するも、PC側の録画ソフトの選定、設定に苦戦し時間切れで断念。すでに発表前日の遅い時間だったので前週と同じ環境に戻し、撮影、編集を発表当日の朝5時まで作業。チョット寝て編集が完了したのは発表の1時間前だった。

試行錯誤はしたものの前週と同じ環境で撮影
試行錯誤はしたものの前週と同じ環境で撮影
画角の違いはスマホのスクリーンショットを挿入
画角の違いはスマホのスクリーンショットを挿入
解像度の違いはWQHDのモニターで動画を再生し、モニターごと撮影した
解像度の違いはWQHDのモニターで動画を再生し、モニターごと撮影した

一長一短、オンライン広報に見るさまざまな可能性

 筆者は1995年にメルコ(現:BUFFALO)に転職し、その年の秋から広報を担当した。まもなく広報歴25年となる。当時はリリースの配信はFAX同報システムを利用し、製品写真はポジを送る時代だった。2001年にメルコを辞めた人と一緒にイーレッツという会社をスタート。USB扇風機やUSBクリスマスツリーなどを発売。クリスマスツリーに「線上のメリークリスマス」、ポット型加湿器に「キリーポッター」、PC静音化パーツに「駆動静か」などとネーミングして記事露出を狙っていた。この頃からリリースのメール配信を併用するようになり、2006年に起業して、クライアントの広報をお手伝いするアイピーアールを立ち上げたときはメール配信のみとなっていた。

 リリースの配信とは別に、主要な製品は、発売前の新製品を持参して媒体訪問。これは25年間ずっと継続してきた。ところが新型コロナウイルスの影響によるテレワーク導入で、媒体訪問が難しくなった。その点では2020年は広報活動の歴史的転換点になるかもしれない。広報は比較的小さな世界だが、世の中の営業活動が顧客訪問からテレビ会議に移行すると、裾野が大きいため大変革と言えそうだ。

 筆者は個人向け、法人向けの製品、B to C、B to Bのサービスなどさまざまな広報を行っており、製品やサービスによっては媒体訪問よりもオンライン広報がフィットするケースもありそうだ。

 たとえば2015年から3年ほど無名に近かったSynologyの広報を担当した。NASは新製品を持参して媒体訪問をしても、見せられるのはただの箱。オンライン広報なら有線ネットワークにつないで、さまざまな機能を紹介できそうだ。訪問先での環境構築が難しいネットワーク製品は、オンライン広報が有効だろう。

 前述したようにプロジェクターの有無、相手先の人数に左右されない安定したプレゼン環境が構築しやすい。地方都市在住であれば、コスト削減や時間短縮というメリットもある。

 一方で、オーディオ製品のように音を聞かせたい場合や、「軽いでしょ」「よい香りでしょ」といった、オンラインでは良さを伝えるのが難しい製品もあるだろう。

 オンライン広報はまだまだ試行錯誤の段階だが、リアルな媒体訪問に対し一長一短、さまざまな可能性は感じている。

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