ウェブブラウザー「Google Chrome」にタブグループ化機能が本格導入される。Googleは米国時間5月13日、来週リリース予定の「Chrome 83」にタブグループ化機能が搭載されると発表した。
この機能に対する取り組みは2018年11月に始まり、初期バージョンは2019年3月に限られた範囲でテストが始まった。
その間も、Chromeのタブグループ化機能の開発は続き、インターフェースの改良のほか、タブグループの色を選べる機能やタブグループ名を追加する機能、タブバー内でタブグループをドラッグして移動する機能など、ユーザーによる制御機能の改善が続いていた。
タブのグループ化は、Chromeコミュニティーで長く待ち望まれてきた機能だ。コミュニティー内では、何年も前からこの機能を望む声が多かった。これまでは、タブをグループ化したければ、サードパーティー製の拡張機能をインストールしなければならなかった。
Chromeは来週から、タブグループ化機能を正式にサポートするブラウザーとして、「Vivaldi」や「Opera」と肩を並べる。
タブのグループ化というコンセプトは、2000年代後半に初めてOperaに導入されたが、当時Operaで使われていたブラウザーエンジンは、今ではもう使われていない。
Firefoxもタブグループ化機能を搭載していたが、その後、ブラウザーのメインコードベースから削除された。ただし、Mozillaは今でも拡張機能の開発者にAPIを提供し、同様の機能をサポートしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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