GDH、SB C&Sの電子署名サービス開発を引き継ぎ--不動産業務デジタルシフトへ

 gooddaysホールディングス(以下、GDH)は5月11日、SB C&Sのクラウドシステム開発を、4月1日より引き継いだと発表した。また、GDH子会社のオープンリソースは、4月1日よりインテリア総合メディア「RoomCo」などを運営するリビングスタイルの全事業を譲り受けた。

 SB C&Sはこれまで、不動産賃貸業向け電子署名サービス「IMAoS(イマオス)」の開発から販売までを一括して行っており、不動産取引における電子署名サービスの利用拡大により、IMAoSの顧客数や利用件数の大幅な増加を受け、システムの開発体制を含む運営の強化を検討していた。

 一方のGDHは、不動産賃貸業向けのオンライン申込みサービス「CONOMY(コノミー)」や、入居者向けアプリケーションなどのシステム開発の実績を有し、新型コロナウイルスの影響により、今後急速に進むと予想される、不動産業界向けデジタルシフト化の強化を図っていた。

 今回、GDHがクラウドシステム開発を担うことで、IMAoSのシステム開発強化と不動産事業者への利用拡大が見込めると判断。GDHが同サービスのプログラム等の知的財産権を譲受してクラウドシステム開発を引き継ぎ、今後はSB C&Sと共同開発を行うことで合意した。

 また、GDH子会社のオープンリソースは、リビングスタイルのインテリア業界向け「3Dシミュレーター」、ARアプリ「RoomCo AR」およびインテリア総合メディア「RoomCo」を含む全事業を譲り受けた。

 オープンリソースは、小売、金融、不動産業界を中心に、顧客の事業課題を解決するためのITソリューションを提供している。今回、リビングスタイルのインテリア業界向けソリューションおよび顧客を譲り受けることで、事業ポートフォリオと顧客基盤を拡充するとともに、顧客の課題解決をより広範に支援する体制を構築するとしている。

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