Googleは、動物を検索して3D表示する機能を2019年にリリースしたが、これは、拡張現実(AR)体験を検索エンジンにも広げようとするGoogleの取り組みの一環だった。Googleは米国時間5月8日、この機能のアップデートを発表した。先週には、「Googleレンズ」アプリの新機能も発表されている。
新たなAR検索機能では、人体解剖モデルと細胞の微細な構造のほか、以前からARをサポートしている「Google Arts & Culture」コレクションのオブジェクトもAR表示できる。「ARKit」または「ARCore」対応のスマートフォンやタブレットであれば、これらの機能は「iOS」版または「Android」版の「Google検索」で、クリック可能な3Dオブジェクトとして表示される。
新しいAR機能は教育に重点を置いているようだ。骨格などの生物学的3DモデルはBioDigitalと連携して実現した。試しに使ってみるには、「circulatory system」と「skeletal system」の2つで検索してみるといいだろう。モデルのさまざまな部分にラベルが表示される。
細胞の3DオブジェクトはVisible Bodyと連携して作られている。「mitochondria(ミトコンドリア)」や「animal cells」で検索すれば良い。
Google Arts & Culture関連で検索できるARには、Apollo 11(アポロ11号)、Neil Armstrong(ニーム・アームストロング)、Chauvet Cave(ショーヴェ洞窟)などがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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