Googleは米国時間5月7日、5歳以上の子どもが音読できるように手助けする「Android」向けアプリ「Read Along by Google」への先行アクセスを発表した。このアプリは、子どもが物語を声に出して読むと、音声と視覚でフィードバックを提供する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックで休校が続く中、Read Alongは、子どもたちが学びの機会を失わないようにするオンラインプラットフォームの1つだ。
Read Alongでは、アプリ内で読書を手助けてしてくれるキャラクター「Diya」が登場する。DiyaはGoogleの音声読み上げ技術と音声認識技術を利用して、物語を読んでいる子どもがうまく読めているかどうかを判断する。Diyaはセッションを通じて前向きなフィードバックをしてくれるので、子どもは単語を発音したり文章を読み進めたりする際、助けが必要になればいつでもDiyaをタップできる。
このアプリには、世界中のさまざまな物語が収められており、単語ゲームもある。子どもはゲームや読書を続ける動機付けとして、星やバッジを集めることができる。保護者は複数のユーザープロファイルを設定でき、各ユーザーは自分の写真をクリックすることで進捗を管理できる。物語やゲームのおすすめは、子どもの読解力に基づいてパーソナライズされる。
広告やアプリ内購入はなく、サインインも不要だ。アプリと物語をダウンロードすれば、Read Alongはオフラインでも動作する。オフラインでも学習し続けられるよう、音声データはデバイス上でリアルタイムで分析され、Googleのいかなるサーバーにも送信されることはないという。
Read Alongは2019年に初めてインドで「Bolo」としてリリースされ、現在は180以上の国と9種類の言語で提供されている。これには英語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語が含まれる(日本語は含まれない)。アプリは「Google Play」ストアからダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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