食品などの配達業務に利用可能な自動運転車を開発しているNuroは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応にあたる医療従事者などを支援するため、同社の無人自動車「R2」で医療器材や医薬品、飲食品などの配送サービスを開始する。
Nuroは、医師や看護師、食料品店の店員、警察官や消防士を含む、社会生活に必要な仕事を受け持つエッセンシャルワーカーたちを「ヒーロー」と呼ぶ。そうしたヒーローが自ら命を危険にさらして働いてくれるお陰で、ほかの人々の安全が守られ社会が回る、と指摘している。
ヒーローが自分たちの仕事を安全にこなし、なすべきことに集中できるようにするため、NuroはR2を提供する。無人自動運転による荷物の配送が可能なので、荷物の受け渡し時に人と人との接触を避け、感染リスクを排除できるという。
具体的には、最大400人のCOVID-19患者を受け入れる施設に転用された、かつてプロバスケットチーム「サクラメント・キングス」が本拠地としていた施設「Sleep Train Arena」での配送業務にR2を投入する。さらに、COVID-19対策で使用されているサンマテオ郡のイベントセンターでも、食料や水などの配送にR2を使う。
取り組みの紹介ビデオ(出典:Nuro/YouTube)
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