ソフトバンク、自動運転技術のNuroに約1000億円を出資

 自動運転分野のスタートアップであるNuroは米国時間2月11日、ソフトバンクグループの投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」から9億4000万ドル(約1040億円)の資金を調達したと発表した。現在までに、ソフトバンクやGreylock Partners、Gaorong Capitalなどから10億ドル以上を調達したという。

 Nuroは、ともに元GoogleのエンジニアであるJiajun Zhu氏とDave Ferguson氏が2016年に創業。ユーザーに代わって食料品の調達から夕食の宅配までさまざまな用事を処理してくれる自動運転バンによって、ローカルコマースの概念を変えることを目指している。

 2018年12月には米大手スーパーのKrogerがNuroとの提携を通じて、無人の自動運転車による食品宅配サービスを正式に開始している。

 Nuroは今回新たに調達した資金を、新たな地域への宅配サービスの拡大、新しいパートナーの追加、車両の拡充、自社の自動運転技術の成熟化、チームの拡大に利用する意向だ。今回の資金調達は、規制当局の承認などの条件を満たした上で完了する。

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