Appleは「(PRODUCT)RED」製品の販売による収益の一部を、新型コロナウイルス対策の取り組みに寄付することを明らかにした。これには4月16日に発表された新型「iPhone SE」の該当モデルも含まれる。
Appleは(RED)と提携し、9月30日までに販売した(PRODUCT)REDモデルの収益の一部をGlobal Fundの「COVID‑19 Response」に寄付する。Appleの(PRODUCT)REDページには、「新型コロナウイルスの大流行で最も危機的な状況に置かれている医療制度に対し、極めて重要な支援ができます。HIV/AIDSから命を救う取り組みを、サハラ以南のアフリカで維持することにもつながります」と記されている。なお、(PRODUCT)REDモデルが提供されているその他のApple製品には、「iPhone 11」「iPhone XR」、iPhoneケースや「Apple Watch」用リストバンドなどがある。
COVID-19は新型コロナウイルスによって発症する呼吸器疾患で、世界保健機関(WHO)は3月11日に同ウイルスの感染拡大をパンデミックと宣言。4月15日時点で全世界の感染者数は200万人を超え、米国の感染者数は60万人を突破している。
Appleは、新型コロナウイルス対策支援として、医療従事者用のフェイスシールドを設計、生産するなど、複数の取り組みを進めている。同社はLeonardo DiCaprioさんやLaurene Powell Jobsさんとともに、新型コロナウイルスの影響を受けた「米国の最も脆弱な人々に食糧を提供」するための資金を調達することを目的とした新しい食糧基金「America's Food Fund」も設立した。
また、AppleはGoogleと協力しながら、「iOS」および「Android」端末用の新型コロナウイルス追跡ツールを開発しようとしている。このツールは、Bluetooth無線技術を利用して端末間で通信し、最終的には新型コロナウイルス感染者と濃厚接触があったユーザーに警告を発することを目的としたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス