Googleは、遠隔授業に活用可能なツールの情報をまとめたウェブサイト「家から教えよう(Teach from Home)」を開設した。「初めて遠隔授業をするというチャレンジに直面されている教員」などを支援していく。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の防止策により、各地で学校休業が強いられている。これにともなって遠隔授業の実施が求められるものの、経験のない学校や教員、生徒、保護者は戸惑うことばかりだろう。Googleは、家から教えようを通じ、遠隔授業の実施と、生徒や教員同士のコミュニケーションなどに利用できる、教育機関向けサービス「Google for Education」の各種オンラインツールを紹介する。
たとえば、ビデオ通話やライブ配信で遠隔授業を実施する際のポイントとして、具体的な設定手順のほか、背景がすっきりとしていて、十分な自然光が差し、無線LAN(Wi-Fi)電波の強い場所を探す、といったアドバイスを掲載している。生徒が授業へ積極参加するように、生徒同士で使えるディスカッションボードやクラス用ウェブサイトを作成したり、オンラインテストを実施したりするアイデアも提案されている。
障害のある生徒も授業へ参加できるよう、字幕や音声入力、「Chromebook」や「G Suite」のユーザー補助機能も紹介。保護者や教員同士のコミュニケーションや資料の共有に関する情報も用意された。
各ツールの使用手順は、PDFファイルでダウンロード提供している。また、Twitterのハッシュタグ「#家から教えよう」「#Teachfromhome」でも情報交換が可能だ。
なお、Googleは教育機関向けの支援策として、春休み期間中のChromebook無償貸与や、GIGAスクール構想対応の教育機関向けソリューション「Google GIGA School Package」提供といった取り組みを展開している。
家から教えようの紹介ビデオ(出典:Google/YouTube)
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