Amazonは「Fire TV」や「Prime Video」で、ホームエンターテインメント分野には既に精通している。そして今度はゲームに照準を合わせているらしい。The New York Times(NYT)の米国時間4月2日付けの記事によると、Amazonは、2つの独自ビデオゲームを5月にリリースする予定だという。「Crucible」という多額の予算を投じたSFシューティングゲームと、「New World」という大規模なマルチプレーヤーゲームだ。また、「Project Tempo」という開発コード名で、かなり前からうわさされているクラウドゲーミングサービスにも取り組んでいると報じられている。
NYTによると、これらのゲームは、クラウドベースのゲームに対する数億ドル規模の巨大投資の一環だという。クラウドベースのゲームに関しては、MicrosoftやGoogleといった競合企業がAmazonの前に立ちはだかる。Microsoftは「Project xCloud」、Googleは「Stadia」によって、既にこの分野の基盤を確保している。
Crucibleは、チームベースで戦いを繰り広げるゲームで、競争的なオンラインプレイと、Amazonが2014年に買収した、ゲームを中心とする配信プラットフォーム「Twitch」のストリーミング機能に重きを置いたものになると報じられている。New Worldは、17世紀をベースとした架空の世界を舞台にプレーヤーが共生するゲームだ。
Project Tempoについては、Amazonは同プラットフォームの初期バージョンを2020年内にリリースしたい考えだが、正式なリリース日は新型コロナウイルスの影響で2021年まで延期せざるを得ない可能性もあると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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