人気の拡張現実(AR)ゲーム「Pokemon GO」「ハリー・ポッター:魔法同盟」を手がけるNianticは、ゲームプレイに変更を加えることで、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ社会的距離の確保を後押しする。Nianticの最高経営責任者(CEO)John Hanke氏は米国時間3月30日、同社のゲームに屋内でも楽しめるプレイ要素を追加すると発表した。
「この考えを我々の製品ロードマップに追加していくことで、自宅やその周りで楽しむことができるそんな環境を、皆様が必要と考える限り、継続的に実現していきたい」とHanke氏は発表の中で述べた。
同社はその一環として、「Pokemon GO」の「いつでも冒険モード」に屋内での歩数をカウントする機能をすでに実装。掃除やルームランナーで走るといった屋内での行動もゲーム内の移動距離として反映されるようにした。また今後、ゲームのソーシャル機能を強化し、実際に会えない相手とつながりを持ち続けられるようにする。
「自宅にいながらでも、他のプレイヤーとともにレイドバトルに参加できるような仕組みを検討」しているとHanke氏は述べた。
さらにNianticは、プレイヤーが現実のお気に入りの場所をバーチャルで訪れ、思い出を共有できる機能に取り組むとし、また、毎年夏に開催してきたイベント「Pokemon GO Fest」に関しても新たな検討を加えているとしたが、詳細はまだ明らかでない。同社はその他、2020年から「Pokemon Go」に新たなゲームプレイ「GOバトルリーグ」を導入し、参加に必要な歩行距離も減らしている。
「ハリー・ポッター:魔法同盟」では、ゲーム内でポーションを手に入れやすく、またファウンダブルを自宅からでも見つけやすくなるよう変更したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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