インターネット上で最大規模のソーシャルネットワークを運営する企業7社が米国時間3月17日、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の感染拡大に関する共同声明を発表し、詐欺撲滅と、各社のプラットフォーム上で共有される偽情報の拡散防止を約束した。
この声明を発表したのは、Facebook、Google、LinkedIn、Microsoft、Reddit、Twitter、YouTubeの7社。
今回の共同声明に先立ち、複数の米国ハイテク企業が先週、ホワイトハウス幹部らとのテレビ会議に出席していた。
2時間以上続いたとされるこのテレビ会議で、米政府高官はハイテク企業各社に対し、オンラインでの新型コロナウイルス陰謀説などの拡散防止に協力するよう求めた。
ソーシャルネットワーク7社は17日の共同声明の中で、他社や世界中の政府保健当局と協調および連携して、COVID-19関連の偽情報対策に取り組んでいるとしている。
「多数の人々の間のつながりを維持する一方で、新型コロナウイルスに関連する詐欺や偽情報の撲滅に共同で取り組み、当局の情報を各社プラットフォームに掲載し、世界中の政府保健当局と協調して重要な最新情報を共有している」(同声明)
この共同声明には、COVID-19関連の詐欺や偽情報に対する各社の詳しい対策までは記載されていないが、この発表には一部のプラットフォームで最近表面化している、新型コロナウイルス関連の虚偽のコンテンツをめぐる批判を打ち消す狙いがある。
虚偽のコンテンツの具体例としては、COVID-19治療法に関する詐欺広告、情報源が不明であったり誤情報を含むニュース記事、同感染症の発生源に関する陰謀説を発信する動画などが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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