アナリティクスプラットフォームのSensor Towerが、「iOS」と「Android」向けの人気の高いVPNアプリや広告ブロックアプリをインストールした、数多くのユーザーのデータを収集していたと報じられている。BuzzFeed Newsが米国時間3月9日に公開した調査結果によると、これらのアプリは、Sensor Towerとのつながりや、ユーザーデータを同社の製品に送ることを開示していないという。
BuzzFeed Newsによると、Sensor Towerは2015年以降、これ以外にもユーザーデータを追跡する少なくとも20件のアプリを保有していたという。その多くはもう提供されていないが、「Free and Unlimited VPN」「Luna VPN」「Mobile Data」「Adblock Focus」は最近まで「Google Play」ストアで提供されていたとBuzzFeed Newsは述べている。Adblock FocusとLuna VPNは、Appleの「App Store」でも提供されていた。
Sensor Towerは、モバイルアプリに関する「マーケットインテリジェンスとインサイト」を、投資家や開発者、使用トレンドやアプリ売上高などのデータに関心のある人に提供している。同社のビジネスは、ハイレベルなマクロトレンドの報告に基づいており、個人を特定する情報の収集や保存はしていないとSensor Towerは述べている。
Sensor Towerのモバイルインサイト責任者Randy Nelson氏は10日、電子メールの声明で「当社のポリシーはベストプラクティスに従っており、データの利用について明確にしている」と説明した。
さらにNelson氏は、ユーザーがアプリをインストールする際に、共有される情報について詳細を説明する「明確な免責条項」を表示しているが、フィードバックに基づいて、「すぐに措置を」取り、アプリとSensor Towerのつながりをより明確にしようとしているとした。
Googleはアプリを調査している。米CNETはAppleにコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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