サムスンの縦折り型スマートフォン「Galaxy Z Flip」は、一部の国で発売されて以来、その性能をさまざまな形で試されており、特に超薄型ガラスを採用したディスプレイと、その落下時の耐久性に注目が集まっている。しかし、iFixitに属する修理のエキスパートチームはこれとは異なったアプローチを採用し、大量のほこりを浴びた際の影響を検証した。
iFixitは、ほこりの侵入を防ぐため、ヒンジの裏にごく小さなブラシ繊維が取り付けられていること、Galaxy Z Flipは耐塵仕様ではないとサムスンが注意を促していることの2点に着目した。そこでiFixitは、Galaxy Z Flipを非常に過酷な耐塵テストにかけた。これは紫色の粉末と一緒にファスナー付きのビニール袋に入れて、しっかりと振るというものだ。
このテストの後、ヒンジを動かすときしみ音がした。さらにこの端末を完全に分解すると、筐体内部の至るところに紫色のほこりが入り込んでいた。
「(たとえ紫色のほこりを浴びさせなくても)折りたたみに関わる部品は次第に損耗する可能性が高く、いずれ交換が必要になる」とiFixitは結論で述べている。
また、ガラス製ディスプレイは傷付きやすい薄いプラスチックの層で覆われており、修理は非常に困難だとした。
全体的な修理しやすさのスコアは10点満点中2点だった(10点が最も修理しやすい)。
サムスンはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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