Appleが「iPhone SE」を発売してから4年が経つが、同社では現在、手頃な価格設定の「iPhone」を再び市場に投入しようとする動きが進んでいるとされる。この新製品についてはこれまで、「iPhone SE 2」または「iPhone 9」という名称で、3月に発表されるとのうわさが流れていた。しかし、猛威をふるう新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、この計画が延期される可能性が出てきた。
Nikkei Asian Reviewの2月19日付けの記事によると、新しい低価格iPhoneの量産は2月末までに開始される予定だったが、それが3月にずれ込む可能性があるという。一方Bloombergの報道では、新しい低価格版iPhoneの生産は今のところ予定どおりに進行しているものの、Appleの計画は「流動的」とされている。
Appleは米国時間2月17日、1月に同社が示していた四半期売上高のガイダンスを達成できないとする見通しを発表した。同社は下方修正の理由として、新型コロナウイルスが中国の顧客からの需要と中国国内での生産能力の両方に影響を及ぼしていることを挙げている。
iPhone 9(またはiPhone SE 2)はこれまで、2020年春に399ドル(約4万4000円)で発売されるとうわさされていた。同製品の仕様等については、「Touch ID」搭載のホームボタンと4.7インチの液晶画面を備える点を含めて、「iPhone 8」と似た外観ながら、「iPhone 11」に採用されているのと同じ「A13 Bionic」チップが搭載されるとされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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