新型コロナウイルスは、Appleが予想した以上に同社事業に影響を及ぼしており、「iPhone」が世界中で一時的な供給不足に陥る可能性がある。
Appleは米国時間2月17日、1月に示した四半期の売上高予想を達成できない見込みだと発表した。同社はこの新たな見通しについて2つの理由を挙げた。新型コロナウイルスが、中国の顧客の需要、および中国における生産能力に打撃を与えているというものだ。中国はAppleにとって最大級の市場であると同時に、iPhoneなどの製品が主に製造されている地域だ。製造再開のペースが遅れているため、世界中で一時的にiPhoneの供給不足が生じる見込みだとAppleは述べている。
Appleによると、1月末に示した予想は、当時得られた情報に基づき、また中国の春節休暇の延長後、業務のペースが通常に戻る時期を推定して出されたものだ。Appleはこのとき、サプライヤーや客足に生じる潜在的な影響を織り込んだ1-3月期の売上高予想を発表していた。630億〜670億ドルという売上高予想は、同社が通常示すよりも幅をもたせた数字だ。またこの予想幅は、アナリスト予測の624億5000万ドルを上回っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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