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アップル、スマホを車載機器のコントローラーとして使う技術--特許取得

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 自動車にはオーディオやエアコン、パワーウィンドウなど、さまざまな電子機器が搭載されている。こうした機器の操作スイッチは運転席からアクセスしやすい場所に設けられており、後部座席の人からだと使いにくい。

 これに対しAppleは、スマートフォンのようなモバイルデバイスを車内機器の操作に活用する技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2月4日に「SYSTEMS AND METHODS FOR LOCATING MOBILE DEVICES WITHIN A VEHICLE」(特許番号「US 10,555,133 B1」)として登録された。出願日は2017年9月14日。

登録されたAppleの特許(出典:USPTO)
登録されたAppleの特許(出典:USPTO)

 この特許は、車内にあるモバイルデバイスの位置と、そのモバイルデバイスが向けられている対象物を特定し、モバイルデバイスで対象物を制御できるようにする技術を説明したもの。位置と対象物は、何らかの信号発生装置と、その信号を検出するセンサーを組み合わせ、信号の強度や伝搬時間から計算して特定する。

モバイルデバイスの位置などを特定(出典:USPTO)
モバイルデバイスの位置などを特定(出典:USPTO)

 モバイルデバイスの位置と向けられている対象物が特定できたら、そのモバイルデバイスに対して、操作用ユーザーインターフェイスの表示に必要な情報を送信する。これにより、後部座席に座った人がスマートフォンで助手席の窓開閉スイッチを指すと、そのスマートフォンに助手席の窓を開けたり閉めたりできるメニューが表示される、といった制御が可能になる。対象物は車載装置に限定されないので、ある車内のスマートフォンから同じ車内にある別のスマートフォンへビデオを転送する、といった操作もできる。

スマホでパワーウィンドウを操作(出典:USPTO)
スマホでパワーウィンドウを操作(出典:USPTO)
別のスマホにビデオを転送(出典:USPTO)
別のスマホにビデオを転送(出典:USPTO)

 個人の乗用車だけでなくバスやタクシーに適用すると、チケット購入や料金支払い、降りたい停留所の登録、ナビゲーション用地図データの送信などにも使えるだろう。

 信号発生装置とセンサーは、車体やモバイルデバイスに取り付けておく。位置などの特定に利用する信号は、赤外線(IR)、無線LAN(Wi-Fi)やBluetoothの電波、音波が想定されている。

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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