Googleは米国時間12月17日、「Chrome 79(79.0.3945.93)」をリリースした。Chrome 79では、「WebView」を利用する一部の「Android」アプリが保存データにアクセスできなくなる問題が生じていた。Googleはこの問題を受け、アップデートの配信を停止していた。
WebViewは、Androidアプリでウェブコンテンツを表示できるようにするもの。「Chrome 79」と関連するバージョンのWebViewは、データを削除していたわけではなかった。先週配信が開始されたChrome 79には、アプリがデータにアクセスできなくなるという不具合が含まれており、それによって、保存したゲームやゲーム内特典にアクセスできないなどの問題が発生していた。
影響を受けたユーザーは、当初考えられていたよりも少なかった。バグレポートでは、配信が停止された時点でAndroidユーザーのうちの50%にソフトウェアが配布済みだったと報告されていたが、実際にアップデートが配布されていたのは15%未満だった。
この問題は、開発者がブラウザにデータを保存したり、WebViewがデータを保存したりするために使用される可能性のある、複数のプログラミングインターフェースに影響を与えた。それには、Service Workers、AppCache、File System、localStorage、IndexedDB、WebSQLなどが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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