ANAセールス、富士通、バーニーズ ジャパン、キヤノンマーケティングジャパン、クレイツ、東田ドライの6社は12月3日、旅行に関わるさまざまなアイテムを宿泊先でレンタルできる手ぶら旅行サービス「ANA TEBURA TRAVEL」の提供を開始したと発表した。
ANA TEBURA TRAVELは、プロスタイリストのコーディネートによる旅先に合った「ファッション」や「デジタル一眼レフカメラ」を、宿泊ホテルで受け取り、返却できる新しい旅行サービス。現在はモニター価格で2000円。第1弾のモニタープランの募集期間は12月15日まで。
ミレニアル世代に象徴される価値観や消費形態の変化のひとつとして、必要な時に必要なだけ使える「シェアリングエコノミー」の考え方が近年注目されている。旅行業界においても、民泊や配車などを筆頭にシェアリングエコノミーに基づくサービスが拡大。しかし、旅行の荷物に関しては、特に女性を中心に「旅先でもお洒落をして過ごしたい」「写真を撮りたい」「ドライヤーやコテまでこだわりたい」という思いから、荷物が膨らんでしまい、荷物の準備や荷解きが面倒といった声が多くあがっているという。
しかし、このようなニーズを満たすサービスは航空会社・旅行会社からも提供されていない。そこで、旅先のお洒落は全ておまかせで、旅行を全力で楽しむ新サービスを実現すべく、6社の強みを生かし、宿泊ホテルでさまざまなアイテムがレンタルできる手ぶら旅行サービスの提供を開始した。
同サービスでは、ANAセールスが日本最大のネットワークを持つANA航空券と契約宿泊施設を組み合わせた旅行を提案する。
また、富士通がファッションを中心としたブランドがアイテムを貸し出し可能なシェアリングサービス基盤「Dassen boutique」を提供。バーニーズ ジャパンとキヤノンマーケティングジャパン、クレイツの3社は、旅先に合った厳選したアイテム(服・靴・カバン・カメラ・美容家電)を担当し、東田ドライのリナビスが高品質な宅配クリーニングサービスを提供する事で、従来の旅行では味わうことができなかった「手ぶらで旅先をお洒落に過ごせる」という新しい旅の体験の提供を目指す。
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