Facebook傘下のOculusは米国時間11月26日、仮想現実(VR)ゲーム開発を手がけるBeat Gamesの買収を発表した。Beat GamesはOculus Studiosに加わるが、本拠地であるチェコのプラハで独立して運営される。Oculusによると、Beat Gamesは「Beat Saber」のコンテンツ配信とアップデートを継続するが、今後さらなるFacebookの支援を得るという。
Beat Saberは、Valveの「Steam」ストアで売り上げ上位のVRゲームであり、プレイヤーは楽曲のビートに合わせてブロックを切りつける。Facebookは、スタンドアロン型VRヘッドセット「Oculus Quest」をBeat Saberとともにリリースした。Oculus Questは6自由度(6DoF)のルームモーションに対応している。
Oculusは、Beat Gamesを買収する狙いについて、Beat Gamesは「VR、ゲーム、音楽での確かな将来性のある協力なチーム」であるためだと述べた。Beat Gamesは引き続きBeat Saberに楽曲や機能を追加するとしており、12月に「360° Levels」モードを提供するという。
FacebookのAR/VRコンテンツ担当ディレクターMike Verdu氏は、「Beat Saberでコミュニティーに愛されてきたものは、元のまま変わらない」と述べた。
Verdu氏は、2社が「VRを新たな高みに押し上げる」と説明した。Facebookは、ポリシーに従って合法的に行われる限り、Beat SaberでMod(改造)が続くのを認めるようだ。
Oculusが他のVRゲームスタジオの買収を計画しているかどうかという点については明らかにしていないが、Beat Gamesの買収は「始まりにすぎない」とOculusは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス