Facebookは、スタンドアロン型VRヘッドセット「Oculus Quest」に搭載する新機能を発表した。ハンドコントローラーなしで手指のトラッキングを可能にするほか、PCに接続して「Oculus Rift」用VRコンテンツが利用できる「Oculus Link」機能をリリースする。
このハンドトラッキング機能は、Oculus Questのカメラでとらえる手と指の映像をディープラーニングで解析し、位置などの情報を取得する。そして、その結果をVRコンテンツに反映させる。
これまでだとハンドコントローラー「Oculus Touch」を手に持たないとトラッキングできなかったのだが、新機能により自然に動かす手の動きがVRで再現可能となる。コントローラーを装着する必要がないうえ、充電やペアリングなどの操作も不要で、利便性も高まる。
ハンドトラッキング機能は、2020年初めにリリースする予定。
ハンドトラッキング機能の紹介ビデオ(出典:Facebook/YouTube)
一方のOculus Linkは、Oculus QuestをUSBケーブルでPCに接続し、テザー型VRヘッドセットOculus RiftのコンテンツをOculus Questで利用するためのソフトウェア。Oculus Questユーザーも、Oculus Rift用に提供されていたハイエンドゲームがプレイできるようになる。
Oculus Linkは、11月にリリースする予定。当初、PCとの接続にUSB 3ケーブルを使うが、2019年中により高スループットな接続用の光ファイバーケーブルをリリースする。
Oculus Linkの紹介ビデオ(出典:Facebook/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス