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懐かしさと小ささが売り--折りたたみスマホ「Razr」でモトローラは市場挽回なるか - (page 2)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年11月25日 07時30分
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 Motorolaの研究によると、「消費者の多くはポケットに入るサイズを望んでいる」ことが分かったため、「内側に折りたたむタイプにした」とBuniac氏は答えている。

 大型化は、実はそれほど良いことではないのだろうか。

Razr
提供:Angela Lang/CNET

折りたたみ式の紆余曲折

 2019年のはじめには、サムスンが、折りたたみ式スマートフォンを市場に投入する世界初の端末メーカー大手になるかと思われた。Galaxy Foldは、折りたたんだ状態で4.6インチ、タブレット状に広げた状態で7.3インチのディスプレイを別個に搭載して、発売を4月下旬に予定していた。

 だが、同社は発売を9月に延期する。理由は、レビュー用の端末で画面の不具合が複数報告されたことだった。サムスンは数カ月をかけて原因を調査し、同じ問題が起きないようにデザインを改良した。

 Galaxy Foldの再発表イベントで、サムスンはこう述べている。「この数カ月というもの、最高の操作性をお届けするために、当社チームはGalaxy Foldの改良に努めてきた。いただいたフィードバックを踏まえて、その反省点を設計に反映しただけでなく、購入から開封、購入後のサービスまでの全体的な消費者体験の見直しにも時間をかけた」

 ファーウェイも、折りたたみ式スマートフォンMate Xの発売を、当初予定していた夏から11月15日に延期している。2400ドル(約26万円)のMate Xは、中国などの地域で超高速の5Gネットワークに対応する。最初に披露されたのは2月にバルセロナで開かれた「Mobile World Congress」(MWC)のときだった。

 Galaxy Foldは本のように開き、内側に折りたたみ式画面を搭載するが、Mate Xは折りたたみ式の画面が外側になる。タブレットサイズでディスプレイを利用したいときだけ広げればいい。ファーウェイの幹部はこの延期の理由を、改良にさらに作業が必要なためとしていた。

 Mate Xは、現時点では中国でのみ販売されており、Googleのサービスは搭載しない。米国政府が、中国政府との関係も含め、ファーウェイの業務について引き続き調査中であり、米国の禁輸措置の対象になっているからだ。

 Galaxy Foldと同様、Mate Xでも耐久性の問題が浮上した。現在の折りたたみ式ディスプレイはプラスチック製で、傷がつきやすくなっている。Galaxy Foldのメイン画面は、閉じれば保護されるはずだが、米CNETに送られた初期のレビュー用端末は、1週間ほど使っただけで傷がついた。Mate Xの折りたたみ画面はデバイスの外側に来るので、さらにこすれやすいだろう。

 折りたたみ式になると、ディスプレイのサイズが一定ではなくなるため、開発者はそれに合わせてアプリも調整しなければならない。Galaxy Foldの場合、例えば「Flipboard」のようなアプリを小さい前面ディスプレイで使い始めても、タブレットサイズに広げたときには中断したところから再開される。だが、すべてのアプリが画面に合わせて最適化され、適切に動作するわけではない。

 一方、Motorolaの端末ではこのような心配はない。外側の「Quick View」画面には、通知しか表示されないからだ。

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